SSH活動情報
Sクラス校外研修①(長崎大学情報データ科学部・シーエーシー)
6月11日に2年6組(Sクラス)が校外学習に行ってきました。昨年新しくできた長崎スタジアムシティのオフィス内の株式会社シーエーシーと長崎大学情報データ科学部NUTICキャンパスの見学に行ってきました。
株式会社シーエーシーでは、様々な需要を元請けすることで多くのプロジェクトに挑戦していることを知りました。仕事内容はシステム開発ですが、文系出身者もお仕事をされているようです。
また、実際に成果物を見させていただきました。AIを使って画像の中に含まれる釘の数を数えることができたり、設定した仕切りをまたいで移動した人の数を数えることができたりするのを見せてもらって、どのような利用方法があるか考えるなどしました。生徒たちはとても興味を示していて、熱心に話を聞いていました。中でも一番盛り上がったのはAIを使った、表情からの感情識別です。
生徒たちは、ゴリラの感情も学習させられるか、マスクや眼帯を付けていても識別が可能かなど、気になることをたくさん質問していました。
長崎大学情報データ科学部NUTICキャンパスでは、情報データ科学部における学習の様子を体験しました。講師の先生が、教育工学の専門であり、教育において情報技術を取り入れることの実践例を知ることができました。例えば、原爆の投下前の街並みを立体模型で再現してVR(バーチャルリアリティー)の世界で実際にその街並みを体験することができるものがありました。また、原爆投下後の様子も見ることができるよ
うになっていて、原爆を実際に起こったこととして感じることができるというものでした。他にも、長崎大水害の水流の様子を体験して水害対策について考えることに活用したり、メタバースをつなげたVR空間であるマルチバースを活用した学習的な交流を可能にしたりするなど、いろいろな研究を紹介していただきました。実際にそれらの技術に触れる機会があり、どれもクオリティーがとても高かったため、生徒たちは感心している様子でした。
今回の校外学習では、AIやVRなど、最新の技術について知るとともに、システム開発の企業での活動や、大学での情報データに関する研究の様子について考えるきっかけとなりました。
S探①:海外研修報告会
6月17日(火)のSS探究Ⅰ(1年生)で「熱帯探究!」と題し、海外研修報告会を実施しました。
昨年度の12月にSSH海外研修に参加した3年生4名が、訪問国であるタイでの体験を通して学んだことを、「探究クイズ」を交えながら、パワーポイントを使って4名が交代で報告しました。
「動物編」と「植物編」に分け、絶滅危惧種のトラや万能植物のココヤシなどについての質問に対して、1年生が周囲と意見を交わしながら、積極的に答を選んだり、考えたりしていました。
今回の報告会を通して1年生は、先輩達の意欲的な活動を知り、他国の科学事情への興味を深め、科学の視点からの「国際性」への意識を高めることができました。
これからの探究活動に活かしていくことを望みます。
SS探究II ピア発表会
6月18日(水)SS探究Ⅱの時間に、2年生の課題研究全61班がピア発表会を行いました。1教室当たり7班~8班が順に発表と質疑応答を行う形で進め、その後、各発表に対するコメントを記入してお互いに交換しました。
研究を始めてまだ数ヶ月のため、未熟な点もありましたが、生徒や職員からの質問や感想から研究内容や方法などの課題点や工夫すべき点などが明らかになるとともに、プレゼンテーション力向上の学びも同時に得ることができました。
また、本校のSSH事業の一つである「探究の蕾レッスン」で課題研究補助に携わる長崎大学の学生ボランティアさんも積極的に具体的な質問をしてくださり、研究を進めるうえで必要になる視点や具体的なアドバイスをいただくことができました。
今後は、各班とも内容の深化や外部連携に力を入れながら研究を進めていきます。
SS探究Ⅰ「協働的学習者育成プログラム」
令和7年6月10日(火)、1年生のSS探究において、「協働的学習者になるためのプログラム」を行いました。
長崎の具体的な地域課題を題材とし、チームで協働して、個々人が持つ情報や考えを共有したり、チーム全員が納得することを目指し、ケーススタディに取り組みました。題材にはさまざまな情報があり、情報共有の難しさを体感したチームがありました。また、皆の納得を得る話をすることは、日頃の学校生活にも通じることがあり、今回の授業が日常生活とつながった生徒たちが多くいました。
SS探究Ⅰ 主体的学習者育成プログラム 問題発見編
令和7年5月27日(火)、1年生のSS探究において、「主体性を高めるプログラム」を行いました。
自ら社会の課題を発見できる能力を身につけ、自ら考え行動できる人となることを目指し、ケーススタディに取り組みました。